マイクロサービスパターンを読んだ。
Chris Richardsonによる、マイクロサービスの設計パターンを体系的にまとめた一冊。分解の戦略に始まり、Sagaによる分散トランザクション、API Composition、CQRS、イベントソーシング、サービス間通信、テスト、デプロイまで、マイクロサービスで直面する課題とその定石を幅広く扱っている。
各パターンが「どういう問題を解くのか」「どんなトレードオフがあるのか」という観点で整理されているのが良い。銀の弾丸として紹介するのではなく、適用する文脈と代償をセットで語っているので、実務で判断する際の拠り所になる。
サンプルはJavaベースだが、パターン自体は言語に依存しないので、他の言語で開発している人でも十分に読み替えられる。マイクロサービスアーキテクチャの本と併せて読むと、概念と実装の両面から理解が深まる。
マイクロサービスを検討・運用しているなら手元に置いておきたい定番の一冊。