コンピュータとネットワークの基礎を学び直したい人に向けて、8冊をまとめた。いずれもこのブログで個別にレビューした本であり、各項目からレビュー記事へ移動できる。ハードウェアとプログラムの仕組みから始め、コンピュータサイエンスの全体像、OS、ネットワークの順に並べた。
なぜ基礎を学ぶのか
フレームワークやクラウドが多くを隠してくれる今でも、問題の原因は下の層にあることが多い。コンピュータとネットワークの基礎を知っていると、性能問題や障害の切り分けで当たりを付けやすくなる。基礎は流行に左右されないため、一度学べば長く使える知識になる。
1. コンピュータとプログラムの仕組み
コンピュータはなぜ動くのか 第2版
ハードウェアからソフトウェアまで、コンピュータが動く流れを理解できる一冊である。次に紹介する『プログラムはなぜ動くのか』とセットで読むとよい。詳細はレビューにまとめた。
プログラムはなぜ動くのか 第3版
CPUやメモリといった、プログラムが動く仕組みの基礎知識を扱う。情報系の講義で学ぶ内容を、独学で押さえられる。内容はレビューで紹介した。
みんなのコンピュータサイエンス
コンピュータサイエンスの全体像をつかむのにちょうどよい一冊である。どの分野から深めるかを決める地図として使える。感想はレビューに書いた。
2. OSとUNIXの考え方
絵で見てわかるLinuxカーネルの仕組み
Linuxカーネルの仕組みを、図を使って初心者にも分かりやすく解説している。カーネルを学ぶ入り口として向いている。詳しくはレビューで取り上げた。
UNIXという考え方
UNIXの思想と哲学を150ページほどにまとめた本である。設計全般で活かせる普遍的な考え方が書かれており、設計と向き合うときに読み返したくなる。詳細はレビューにまとめた。
3. ネットワークの基礎
マスタリングTCP/IP 入門編 第6版
例えが分かりやすく、TCP/IPの基本からネットワークの理解を進められる入門書である。ネットワークに苦手意識がある人でも読みやすい。内容はレビューで紹介した。
ネットワークはなぜつながるのか 第2版
TCP/IPやLAN、光ファイバまで、ネットワークがつながる仕組みを扱う。入門者向けだが内容は濃いため、基本を押さえた後に読むと流れがつかみやすい。感想はレビューに書いた。
実務で使える メール技術の教科書
メールの仕組みからプロトコル、送信ドメイン認証、セキュリティ対策までを体系的に扱う。メール技術をまとめて学ぶ機会は少ないため、実務で頼りになる。詳しくはレビューで取り上げた。
まとめ
まずは『コンピュータはなぜ動くのか』と『プログラムはなぜ動くのか』で土台を作り、全体像は『みんなのコンピュータサイエンス』で確認するとよい。ネットワークは『マスタリングTCP/IP入門編』から入ると無理がない。各書の個別レビューも用意したので、気になった本から読み進めるとよい。