ソフトウェア開発者のキャリアハンドブック ―キャリアの不確実性を進み続けるためのガイドを読んだ。
『Being Geek』や『Managing Humans』で知られるMichael Lopp(Rands)による、ソフトウェア開発者のキャリアを扱った一冊。転職や昇進、上司との付き合い方、会議やチャットでの立ち振る舞いといった、日々のキャリアの中で誰もがぶつかる場面を、著者ならではの視点で語っている。
キャリアを一直線の階段としてではなく、不確実性の中を進み続ける営みとして捉えているのが本書の軸。正解を押し付けるのではなく、判断のための問いや観察のしかたを示してくれるので、自分の状況に引きつけて読める。
語り口には少しクセがあるが、長年マネージャーとしても現場を見てきた人の実感がこもっていて、折に触れて読み返したくなる。キャリアに迷いや停滞を感じたときに開くと、視点を整理する助けになりそうな一冊。