Webアプリケーションのセキュリティを体系的に学びたい人に向けて、認証・認可からセキュアな設計まで役立つ8冊をまとめた。いずれもこのブログで個別にレビューした本であり、各項目からレビュー記事へ移動できる。OAuthによる認可の基礎から、デジタルアイデンティティ、セキュアな設計・実装へと、学習の道筋に沿って並べた。
なぜセキュリティを学ぶのか
認証や認可の実装を誤ると、情報漏洩や不正アクセスに直結する。仕組みを正しく理解すれば、フレームワーク任せの実装から一歩踏み込める。設計の段階から安全性を組み込む視点は、あらゆる開発者に欠かせない。
1. 認可の基礎を押さえる(OAuth)
OAuth徹底入門
OAuthによる認可の原則と実践を、体系的に解説する定番の一冊である。用語と流れを腰を据えて理解できる。詳細はレビューにまとめた。
整理してOAuth2.0を使うためのチュートリアルガイド
雰囲気で使いがちなOAuth2.0を、整理して理解し直すための一冊である。手を動かしながら流れをつかめる。内容はレビューで紹介した。
2. デジタルアイデンティティを理解する
はじめてのデジタルアイデンティティ
Webサービスに欠かせない認証・認可・ID管理の基礎を、やさしく解説する一冊である。用語の整理から始めたい人に向いている。感想はレビューに書いた。
デジタルアイデンティティのすべて
安全でユーザー中心のアイデンティティシステムを、幅広く体系的に扱う一冊である。設計の全体像をつかみたいときに役立つ。詳しくはレビューで取り上げた。
パスキーのすべて
パスワードに代わるパスキーを、導入からUX設計・実装まで扱う一冊である。これからの認証の選択肢を具体的に学べる。詳細はレビューにまとめた。
3. セキュアに設計・実装する
セキュア・バイ・デザイン
安全性を、設計の段階から作り込む考え方を説く一冊である。後付けではないセキュリティの実践が学べる。内容はレビューで紹介した。
セキュアAPI 設計・構築・実装を貫く原則
APIの設計から実装までを貫く、セキュリティの原則をまとめた一冊である。API開発の安全性を底上げできる。感想はレビューに書いた。
セキュアで信頼性のあるシステム構築
Google SREの知見をもとに、安全なシステムの設計・実装・保守を扱う大著である。信頼性とセキュリティを両立させる視点が得られる。詳しくはレビューで取り上げた。
まとめ
まずはOAuthとデジタルアイデンティティで、認証・認可の土台を作るとよい。セキュアな設計・実装は、扱うシステムが具体化した段階で深めるのが効率的である。各書の個別レビューも用意したので、気になった本から読み進めるとよい。