エンジニアリングマネジメントを体系的に学びたい人に向けて、組織づくりからリーダーシップ、プロダクトマネジメントまで役立つ12冊をまとめた。いずれもこのブログで個別にレビューした本であり、各項目からレビュー記事へ移動できる。組織とチームの設計から、マネージャーの役割、技術戦略、プロダクトへと、段階を追って並べた。
なぜエンジニアリングマネジメントを学ぶのか
チームの成果は、個人の能力だけでなく、組織のあり方やマネジメントの質に大きく左右される。体系立った知識があれば、経験則だけに頼らずに意思決定できる。技術とマネジメントの両輪を理解することが、キャリアの幅を広げる。
1. 組織とチームを設計する
エンジニアリング組織論への招待
不確実性という切り口から、思考と組織の関係を解き明かす一冊である。マネジメントの土台となる考え方が身につく。詳細はレビューにまとめた。
チームトポロジー
チームの分割と関係性を、4つの型と3つの相互作用で整理する一冊である。組織構造をソフトウェア設計と結びつけて考えられる。内容はレビューで紹介した。
ダイナミックリチーミング 第2版
チーム編成の変化を、5つのパターンとして体系化した一冊である。再編を前向きに設計するための視点が得られる。感想はレビューに書いた。
2. マネージャーとリーダーの役割
エンジニアリングマネージャーのしごと
EMに求められる仕事を、日々の実務に沿って具体的に解説する。マネージャーになりたての人が最初に読むとよい。詳細はレビューにまとめた。
エンジニアリングチームのリード術
Googleの文化を参考に、ICとマネージャー双方の視点でチームを導く方法を扱う。立場を問わず影響力を高めたい人に役立つ。内容はレビューで紹介した。
シニアエンジニアリングリーダーのしごと
より広い責任範囲を持つリーダーの役割を、実践的に描いた一冊である。マネージャーの次の段階を見据えられる。感想はレビューに書いた。
リーダーの作法
ささいな振る舞いの積み重ねが信頼を作ることを説く一冊である。日々の言動を見直すきっかけになる。詳しくはレビューで取り上げた。
3. CTOと技術戦略
CTOの思考法
技術と組織を動かす意思決定を、戦略とリーダーシップの観点から扱う。経営に近い立場での判断軸が得られる。詳細はレビューにまとめた。
エンジニアリング戦略の作り方
技術組織の戦略を、どう立てて実行するかを具体的に示す一冊である。場当たり的な意思決定から抜け出せる。内容はレビューで紹介した。
4. 組織を変える
組織を変える5つの対話
対話を通じて、アジャイルな組織文化を育てる方法を扱う一冊である。人と組織を動かすコミュニケーションの型が学べる。感想はレビューに書いた。
5. プロダクトマネジメント
プロダクトマネジメント ―ビルドトラップを避け顧客に価値を届ける
作ること自体が目的になる罠を避け、価値に集中する考え方を説く。プロダクト志向のマネジメントへ踏み出せる。詳細はレビューにまとめた。
プロダクトマネージャーのしごと 第2版
PdMの実務を、1日目から使える形で幅広く扱う実践ガイドである。役割の全体像をつかみたい人に向いている。内容はレビューで紹介した。
まとめ
まずは組織論とチーム設計で土台を作り、次に自分の立場に近い役割の本へ進むとよい。技術戦略やプロダクトマネジメントは、責任範囲が広がった段階で深めるのが効率的である。各書の個別レビューも用意したので、気になった本から読み進めるとよい。